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COLORS☆黒子のバスケ

第39章 変化していく心情。


そして、その翌日から
リーグ戦は始まった。

観客席は満員。
重たいプレッシャー。

選手ではない私でさえ
具合が悪くなりそうだった。

るり「き、緊張する…。」

虹村「バカ。マネージャーが緊張してどうする!」
虹村先輩は私の頭を軽く叩く。

るり「で、でも!先輩!…そ、そうですよね。わ、私がしっかりしないと…。」
私は気合を入れなおした。

虹村「神谷…。」

るり「へ!?な、なんでしょうか?」

虹村「いーや、なんもねぇよ。しっかり応援してろよ。」
虹村先輩は私の頭をワシワシと撫でた。

るり「ま、任せてください!」
少しだけ、虹村先輩を含めた
全員の表情が気になっていた。

みんな不安そうだった。

当たり前か。

だって、
帝光中に負けは許されない。
苦戦すらもダメ。

最強。

その称号はかなり重たい。


るり「赤司くん。」

赤司「なんだ。」
緊張からかより一層赤司くんは無表情だった。

るり「あの…がんばってください!期待してます!」

赤司「…っぷ。もっと気の利いた事は言えないのか?」
赤司くんの無表情は崩れ、
クスクスと笑い始めた。

るり「…へ!?」

そうか。
プレッシャー感じている人に
期待してますはさすがに…ひどいか。

赤司「安心しろ。その期待には応えてやる。」
赤司くんは立ち上がり、
そして、私の頭を撫でた。

るり「はい!」

嬉しくなり思わず頬が緩む。

選手たちがコートに入っていく。






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