第38章 変化していく日常。
それから、私は控え室へ戻った。
火神「あ。俺、ちょっと忘れ物したから取ってきます。」
黒子「僕も行きます。」
そうして、二人は控え室から出て行った。
私はそんな二人の背中をぼーっと眺めていた。
リコ「るりちゃん、声は大丈夫?」
るり「ん?あ、はい!大丈夫です!」
私がそう言うと、
何故かリコ先輩は少し不満気だった。
リコ「そっかぁー。喉痛めた時にってスペシャルドリンク作って来たのにー」
るり「えぇ!?あ、そ、それは残念ですっ!」
・・・喉痛めなくてよかったぁ…。
っと安心したのはリコ先輩には秘密。
降旗「あー、喉がガラガラするー。福田、のど飴持ってない?」
その降旗くんの言葉にリコ先輩の目が輝いた。
リコ「ふりはたくーん♪」
リコ先輩は笑顔で降旗くんの方へと走って行った。
日向「…あぁ、終わったな。あいつ。」
るり「…はい。」
それから降旗くんが気絶したのは言うまでもない…。
しばらく待っていると、
火神くんたちが戻ってきた。
黒子「皆さんにもお話したい事があります。今日は火神くんの家に行きましょう。」
そうして、
私達は火神くんの家にお邪魔する事になった。