第37章 永遠の憧れ。
私が会場に戻ると、
両者、アップにもかかわらず大技を出しまくりで
会場は多いに盛り上がっていた。
黄瀬くんらしいと言うか…
いつだって黄瀬くんはキラキラしていて…
それでいて飾らなくて…
私は黄瀬くんのような人になりたかった。
私にとって彼は
憧れだった。
るり「…。」
火神「おい、神谷!何黄瀬に見とれてんだよ!」
ゴツンと火神くんにゲンコツを喰らう。
るり「べ、別に見とれてなんか…」
火神「すぐに俺に夢中にさせてやるから…こっち見てろ。」
そう言って火神くんはニヤっと笑った。
るり「…///」
そのセリフに思わず赤くなってしまった。
日向「おい、黒子今の聞いたか?」
黒子「はい。昭和のアイドルみたいな事言ってますね。」
二人はコソコソとしながらニヤニヤ笑っていた。
火神「う、うっせぇよ!!!お前がこっち見ててくれなきゃ…やる気半減だろーが。…行って来るぜ。」
黒子「…それは言えてますね。」
木吉「ボブさん。リコ。気合の入った応援よろしくな。」
そうして、皆はコートへと入って行き、
整列をした。
私は気合を入れた。