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楔~貴方と供に堕ちて行く~

第6章 ~政宗奪還作戦~


「打って、そうだろ?梵とこじゅ兄は、二人で一つ何だからさ。俺達は梵の、否、伊達軍の為に二人を支えてんだ。余所者ごときが、二人の邪魔をするな・・・もし、邪魔をするものならば・・・俺達が貴様を、敵と見なす・・・分かったら帰るんだな、武田の犬っ頃が・・・っ!!」
「・・・・・・・・・分かり申した・・・今日の所は、お邪魔するで御座る。打が!」
「・・・・・・」

幸村は、成実の放つ殺気に気圧された。
然し、直ぐに気を取り直して、成実に向き直った。
其に成実は、何も言わない。

「某は・・・某は、政宗殿の事を諦めぬで御座る!!」

其でも幸村は叫んだ。
伊達軍家臣を、敵に廻す事に為っても

そして直ぐ様、上田城に戻った幸村は政宗を奪還すべく、行動を開始したー


一方其の頃、京都の一角で

「・・・大空が鈍よりしてるねぇ~・・・こりゃあ、嵐が来そうだな、夢吉・・・」

お祭り男の前田慶次が、大空の雲行きを嘆いて居た・・・


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