第2章 1試験
クラピカが倒れたかと思ったら急に頭痛が襲ってきた
月音「ぐっ……!?」
ゴン「月音!?」
冷たい洞窟の奥で私はしゃがんでいる
見つからないように、見つからないようにと
息を殺して目を固く瞑るしかし、
自分よりもはるかに高い身長の男性が私に手を伸ばす
違う、嘘だって。ウンディーネの目玉を食べれば不老不死になるなんて、やめて、やめろ
くるな、
兄さんは?あの子は?どうしたの?
こっちに来るな、よせ、やめろ
月音「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ!!」
ゴン「月音……!!」
月音「やめろ 痛い 辛い やめろ 見えない 寒い 目がない 嘘だ なんで私なの 死んじゃえばいい 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
ゴン「月音!」
ゴンは思い切り目の前の少女へ向けて平手打ちをした。
月音「っ……!?」
ゴン「どうしたの?月音。落ち着いて」
月音「ごめん、ありがと。クラピカにもしてやって」
ゴン「オーケー!」
そう言ってゴンはクラピカへチョップをかました