第2章 え?何故かって…それは…
柚子side
『はぁ…。あつーい』
7月の終わり頃。
明日は川辺の近くでお祭りがあるのだ。
『ねぇ!おかーさん♪
明日はお祭りにおとーさんがでるの?』
凛「えぇ。そうよ♪」
私の母は、看護師だ。
それも攘夷志士の。
でも、母は
攘夷志士から
救いの姫と、
呼ばれていた。
名を、清香 凛 (きよか りん)
私の父は花火師。
それも隣町にまで名を知られるほどに
腕が立つ花火師。
名を、清香 清司(きよか せいじ)
二人は美男美女夫婦で
私の憧れだった。
『ねぇねぇ!おとーさんに
おべんとうを作りたい!』
凛「そうね♪じゃあ、
握り飯を作りましょうか。」
『やったぁ!頑張る!』
凛「ふふっ。そうね♪
もうすぐ寺子屋に通うものね♪」
『うん!』