第1章 夢の夢だから夢のまま
「頭痛はどうだ」
「…収まって、ます、…」
「…そうか」
ならいい、と、兵長は私を抱きかかえると、そのまま歩き、ベットに横たわらせた。
何が始まるのか検討もついてなかった私は次の瞬間、されたことに驚いた。
「____…ひっ!?へ、兵長!?何して!!」
「…黙れ、」
兵長はそう言うと、私に覆いかぶさるようにして、首筋を舐め上げた。
ぞわり。
自分の首筋に兵長の舌の感覚が残る。
兵長はそのままなぞるようにして私の身体の所々を愛撫していく。
その度に反応する私は何がどうなっているのか、その熱に浮かされた脳では理解し切れていなかった。