第1章 夢の夢だから夢のまま
「…ん、…っ、」
ここは何処。
ベットの上…?
「起きたか」
不意に後方から聞こえた声に振り向く。
そこには久しぶりのような、でもいつもみていたような。私にそんなことを思わせる人物がベットのそばから私を見下ろすようにして見ていた。
何故、私は、…_______
「_____…っ、!…ぃ、た…っ、」
「…頭痛か」
そう言うと彼は、何故か手にもっていたコップとカプセル状の何かを私に手渡してくる。
「…なに、これ、…?」
「痛み止めだ。飲め」
一瞬、飲むのを躊躇ったが、あまりにも酷い頭の痛みに促されて私はその【痛み止め】と言う物を水と一緒に流し込んだ。