第1章 夢の夢だから夢のまま
とてつもない何かが私を襲う。
このこみ上げてくる熱くて、ドロドロしたもの、なに?
兵長、なんですか?
この世界って、なんですか?
巨人、もう、いないんですか?
駆逐、できたんですか?
…あれ、兵長って、
そんなに笑ってましたっけ。
「ちっ、…」
そう舌打ちを漏らしたのもつかの間、兵長は自分のベルトに手をかけた。
硬くなったそこは、今すぐにでも何処かには入たそうで。
そして、一気に私を突き上げた。
痛みは、無い。
この感触を覚えている。
覚えてる?
いや、違う、
もっと頻繁に、。
遠い記憶じゃ無い。
あれ?
毎日?