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Story by three

第8章 8


何やら盛り上がってきた2人を見て圭は


「瀬川ちゃん、俺に気があるのかな!?
なぁ、悠斗どう思う?」


「(俺に振るなよ!)
さぁー…まだ何とも言えないんじゃね?」



冷や汗をかきながら悠斗は答えた。



「そうかー?じゃあ、翔はどう思う?」

「は、俺に振る?悠斗と同じ意見だけど?」



すると瑞希と奈央が戻ってきた。


『あ、翔くん、学級委員の安西くんが
今日のHRでみんなの球技大会の
出場種目決めてくれってさ!』


「えー、だりぃんだけど」


そう翔が言うと圭が我こそはと
手を上げた。
「はいはい!じゃあ俺が翔の代わりに
やってあげようか?」


「…は?」


「だってめんどくさいんだろ?
俺そういう仕事好きだし!
な、代わってやるよ!
頑張ろうぜ、瑞希ちゃん!」


「(はぁ~~~!
瑞希を名前呼びすることで
圭より一歩有利かと思ってたのに…
また並んだ…。俺も小さい男だな…)」


「いいよ…俺の仕事だし
何か借り作るみたいでヤダ…。
まぁ俺がいないときは頼むかもな…。」


「そ、そっか・・・!」


圭は少し残念そうに俯いた。





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