第7章 7
「えー、なになにぃ?
楽しそうなことしてるじゃぁんっ!
あたしも混ぜてー!」
どこからともなく花音がやって来た
こういうキャピキャピした女が
嫌いな翔は、全員と交換したのを
確認すると出て行ってしまった。
「あ、待ってよ翔くーん!」
どうやら花音は翔を気に入ってしまったようだ。
その場にいた瑞希以外の
全員が
「(絶対翔のこと好きだな)」
と思ったのは言うまでもない。
~放課後~
『翔くん今日球技大会の集まりがあるって』
「そっか、じゃあ行こうぜ」
『奈央ゴメンね、今日一緒に帰れないや』
「いいよ!私も部活だし」
『じゃあ、また明日ね』
「うん!バイバイ」
この日の球技大会の集まりは
外が暗くなるまで続いた。