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Story by three

第6章 6




「他には?何かあったら言ってくれ!」


『んー・・・・』


「なんでもいいから!」


『じゃあ、せっかく同じ委員になったわけだし
友達になってください!』


「…そんなんでいいのか?」


『うん!まだ学校始まったばかりで
友達も少ないし、何よりこうして
同じ委員になったわけじゃん!
スポーツ大会も成功させようねっ!』


「あー…おう…」




めんどくさがりの翔にとって
スポーツ大会なんてものは
嫌だったはずなのに
不思議と悪い気はしなかった。




「なぁ友達になったんだし
名前で呼んでいいか?」


『えっ名前?全然いいよ!』


「お前も俺のこと名前で呼んでいいからよ」


『いいの!?』


「あぁ!
委員会終わったし帰るか。」


『そうだね!
翔くんまた明日ね』


「ああ、またな瑞希」







『奈央ー!』


「え、何?何か嬉しそうだね!」


『翔くんと友達になれたあー!』


「え、あの鈴宮翔と!?
ちょっとおー、いい感じじゃないー?」


『翔くんとはそんなんじゃないって!
普通に友達!』


「ほんとかあー?」




楽しそうに会話をしながら
瑞希と奈央は学校を去った。
2人を見つめ、曇った顔をしている
圭に気づくことなく…。

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