第4章 4
~翌日~
『おはよー、奈央』
「おはよっ!」
瑞希と奈央が話していると
圭が話しに入ってきた。
「おっす!瀬川ちゃんに桂木っち!
昨日楽しめたー?
特に瀬川ちゃん!」
『あ、うん!ありがとう!』
昨日の話をしていると
悠斗も登校してきた。
「ちーす!あれ、翔まだ来てないの?」
「「…翔?」」
翔という名前に心当たりがないのか
圭と奈央は首をかしげていると
瑞希がすかさず
『鈴宮翔くんだよ!』
「あぁーあの無口で無愛想な奴か」
「(あっ!瑞希と一緒にいた人か)」
瑞希の言葉で2人は
気づいたようだ。
『あっ鈴宮くん!おはよッ!』
「…おはよ、瀬川さん。
(無口で無愛想で結構)」
そう言って翔はその場から去り
さっさと自分の席へついた
それとほぼ同時に予鈴が鳴り響く