第3章 3
『(鈴宮くん…
何言いかけたんだろ?)』
~奈央との帰り道~
「ねぇ、瑞希。
鈴宮くんと一緒だったね!
2人で何してたわけ~?」
『別に何もしてないよ~!
ただちょっと話してただけ!』
「むむむ…怪しいですなぁ(ニヤ」
奈央は中学の頃から瑞希が
人気あることは分かっている
親友としても鼻が高いことだった
しかし瑞希は自分が人気が
あることをわかっていない
だからいつも可愛いとか
言われても冗談でしか
受け取らない。
「まぁ、そのうち
鈴宮くんと何か起こるね!
きっと!」
『絶対ないからー(笑)』
このときは冗談でしか
思っていなかった。