【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第3章 OPERATION③
律動が再び激しくなると、セリーナは悲鳴のような嬌声を上げてロイドにしがみ付いた。
ロイドもまたセリーナの動きを奪うように、彼女の体を自分の体の下に押し込める。
セリーナはロイドの大きな体に必死で縋りついた。
激しく揺さぶられて、必死に喰らい付いているのはセリーナなのに、セリーナにはロイドの方が自分に縋り付いているように思えた。
硬いロイドの胸板に押しつぶされて、セリーナの体はベッドに沈み、腰元だけが激しく揺れていた。
耳元をくすぐるロイドの荒い息が再びセリーナのお腹の奥を熱くする。
ロイドは美しい顔立ちで、普段は紳士のように振る舞うのに、ベッドでは自分の欲望を優先し、セリーナを極限まで追い詰める。
商社に勤める人間とは思えないほど鍛えられた筋肉。
セリーナを求めて強く抱き締める逞しい腕。
セリーナは、ロイドという人間が自分を惑わすために存在しているような気さえしていた。
セリーナは危険なその腕に縋るしかなくて、母猫を探す子猫のように鳴きながら、ロイドの名前を繰り返し呼んだ。