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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第16章 雄英文化祭編


爆豪はスティックを構えながら、ちらりとおもちを見た。

彼女は何も知らない顔で、耳郎と楽しそうに笑っている。
その無防備な笑顔を見て、爆豪は再び胸の奥が熱くなるのを感じた。
――クソ。
自分だけではない。
緑谷も、きっと同じように彼女を意識し始めている。
そう気づいた瞬間、爆豪の目つきが鋭くなった。
「……上等だ」
小さく呟き、スティックを握り直す。

「次は、さっきより音上げるぞ!!」

「ええっ!?まだ上げるの!?」

上鳴が悲鳴を上げる。

「文句あんのか!!」

「ありません!!」

再びドラムのカウントが響き、バンドの練習が始まった。
その中心で、おもちはギターを構え、耳郎と目を合わせる。

「次も、よろしくね」

「ええ。頑張りましょう」

二人の笑顔に、練習スペースが明るくなる。


文化祭に向けて、クラスメイトたちの気持ちはひとつになりつつあった。
そして、彼女の正体を知る二人の少年の心は、ステージの完成度とは別のところで、少しずつ騒がしくなり始めていた。
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