第3章 大人になったら…【新八】
2人目は、ツッコミ担当!お通ちゃん命!な、万事屋唯一の常識人!?の、新八くんです。
新八くんとの恋愛って、
時々妄想してみたくなりませんか?(笑)
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主人公は、とある老舗呉服屋の娘。
亡くなった母親の形見の着物が、ある日何者かに盗まれてしまう。
一人じゃとても取り戻せない…。
そこで、藁にもすがる思いで万事屋に依頼をすることに。
「…なるほど。で、盗んだ相手に心当たりは?」
「それが、全く…」
銀さんが頭を掻きながら溜息をつく。
「女の着物を盗むなんて、余程の変態に違いないアル!」
「そぅだなぁ。例えば、メガネ掛けて追っかけやってたり…とかな。」
「あぁ。確かにそんな気がするアルなぁ。」
「ちょっと!二人とも、真面目に考えてくださいよ!それから、僕は追っかけやってても、着物盗むような変態じゃありませんからね!」
万事屋の評判は色々と聞いていたけれど、なんとも不思議な人たちだった。
でも、依頼をしておきながら、手掛かりも何もないし、何だか申し訳ないな…。
無力な自分がすごく小さな存在に感じて、私は思わず俯いてしまった。
すると、
「大丈夫ですよ!さんの依頼は、この万事屋が必ず解決してみせますから!」
メガネがしゃべっt….じゃなかった。
メガネを掛けた青年が、明るく元気づけてくれた。
まだ若そう。きっと年下なんだろうなぁ。
でも、そんな彼がとても頼もしく見えた。
この人たちなら、大丈夫かも知れない。
自然とそう思える自分がいた。