第13章 がっつきすぎ?
付き合い始めて、少し経った頃。
私は最近、脹相とのキスの回数がやけに増えた気がしていた。
朝、顔を合わせれば「おはよう」の代わりに一度。
任務から戻れば、無事だったことを確かめるように一度。
並んで歩いていると、不意に立ち止まって頬に一度。
そして、二人きりになれば――当然のように何度も。
最初の頃は、されるたびに心臓が飛び跳ねていたのに。
最近では、脹相が少し顔を近づけてくるだけで、次に何をされるのか分かってしまうくらいには慣れてしまった。あ、もちろんドキドキはする。
そんなある日のこと。
野薔薇と真希ちゃんと三人で休憩していると、野薔薇がじっと私を見つめてきた。
「ねえ」
「ん?」
「ぶっちゃけ聞いていい?」
「なに?」
「脹相とさ」
野薔薇が身を乗り出す。
「どのくらいの頻度でキスしてんの?」
「……え?」
いきなりの質問に、私は瞬きをする。
隣にいた真希ちゃんも、持っていた飲み物を置いた。
「お、聞きたい」
「真希ちゃんまで!?」
「いや、純粋に興味あるだろ」
「ないでしょ普通!」
「私はある」
「あるんだ……」
野薔薇は腕を組んで、じっと私を見る。