• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第46章 小脇に抱えて


そして。

――ああ。なるほど。と思い至る。

脹相には彼女フィルターでも付いてるんだろう。

自分に向かって走ってきた女が、
その途中で転びかけ、それを男が防ぎ、腕を回すと
二人の身体が近づいた。

それだけしか見えていない。

つまり。

「転びそうな彼女を乙骨が抱き止めた」

になっているんだろう。


恵は乙骨を見る。

乙骨はまだ彼女を小脇に抱えている。

次に脹相を見る。

「……」

脹相の目が、乙骨に向けられている。

恵は思う。

――違う。

――そうじゃねぇ。

――あいつは抱き止められたんじゃなくて、抱えられてる。

しかし。

説明するのも面倒だった。

というか。

「……もう、なんでもいいわ」

/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp