第11章 あくまの研究のち・・・すれ違う意図
思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
何を言ってるんだ、あの子は!?それに、パイズリって・・・。やっぱりあの風見先生と紫藤のことが関係しているのだろうか?
「そういうことに興味がある年頃だとは思うんですけど、あまりにも・・・ストレートに聞いてきたもので、ちょっと面食らってしまって・・・。いや、特に問題がないんだったらいいんです・・・いいんですけど・・・」
どういうことだろう?風見先生のことをチクったのだろうか?
「えっと、それだけですか?彼女が言ったのは?」
「え・・・ええ。そうですが?」
うーん。風見先生のことを何か言いたかったわけではないようだ。それにしてもパイズリを橋本先生ができるかって・・・聞いてどうするんだ?意味がわからない。
「え・・・っと、ありがとうございます。気をつけてみておきます。はははは」
とりあえず、そう言うしかない。笑って、誤魔化す感じになってしまった。
そして、この後、同じような訴えを2件ほど聞くことになる。
いずれも年が若めの女性の先生からだった。
「二階堂から、パイズリができるかと聞かれた」
「どのくらいの大きさならできるのか・・・って・・・」
うーん・・・何してんだあいつは・・・。とりあえず、二人の先生にも、「様子を見ておきます」と丁重に言っておいた。
まあ、確かに橋本先生が言うように、あの年頃の子は性的なことに興味を持つ頃だとは思う。しかし、それにしてもなあ・・・。
あ、ただ、あいつそう言えば前に『先生好きです。なんならエッチしてください』とか言っていたな?ませてるのかな?
ひとつ考えられることとしては、風見先生がパイズリをしていたと知って、自分もやってみたくなった?・・・って、あれ、やってみたいものなのかな?女子的に。それこそ気持ちがわからない。
放置しておいていいのかすら分からない・・・とは言ってもな・・・。
事が事だけに、俺の口から二階堂に尋ねるのは憚られる。ただでさえ、風見先生と紫藤、二階堂とのことで色々悩んでるところに、また妙な悩みが増えてしまった。
ん?風見先生・・・紫藤・・・二階堂・・・?