第5章 嫉妬の嵐♡のち・・・色気の雫
「と・・・言うわけで」
いや、何が『と、言うわけで』だ、だめだ、ダメダメ!
僕は無言でふるふると首をふる。
だめ、セックス、絶対!それがまずいことくらい、僕、わかる。
ふふふふふ・・・と不敵な笑みを浮かべながら、愛里沙が迫ってくる。
いや・・・いや・・・いやあああ!!!!だめええ!!おかーさーん!!
・・・・・え?
愛里沙はどこから取り出したのか、縄跳びの縄で僕の身体を椅子ごとぐるぐる巻に縛り付けた。
えええええ!!!
「何が、ええええ!よ。協力しなさいよね!?」
そして、そのまま、よいしょっと僕の目の前の机の上に座り込むと、足をM字に広げ、股の間に指を這わせ始めた。
「な・・・何しているの!?愛里沙!」
「え?何って?おなにーっていうらしいわよ。これ」
オナニーって・・・一人えっちのことだよね。
ありさの行動原理が全く分からずボー然とする。
「あのぉ・・・ちょっと仰ってることが、理解できなくて・・・」
つい、素で反応してしまう。
「え?だって、あんたとセックスするわけにいかないじゃない?だって、私の操(みさお)は小太郎先生に捧げるって決めてるんだもん♡だから、セックスのかわりにひとりエッチをあんたに見せて・・・」
代わりにしよう・・・と?それで・・・色気をつけようと?
・・・・・。
もう・・・どっから突っ込んでいいかわからない。
「幸い、おなにーのやり方は、私の恋愛バイブル『官能能力者 あおい』の主人公あおいちゃんがしてくれているのを真似できるからね!あんたは、私のオナニー見て、色っぽいかどうか、ちゃーんと判定するのよ?」
愛里沙が取り出したスマホの画面には『無料で読める大人のケータイ官能小説』の文字が踊っている。いや、どうみても、それ、18禁だろ。やめろ、こら。
こちらの思いは当然のごとく、全く無視し、スマホ画面を見ながらオナニーを始める。
「ええっと、まずは・・・『オマンコの割れ目に中指をそっと這わせる』?・・・おまんこって、ここのことでいいのかな?」
スカートをたくし上げ、パンティの上から、中指でそっと股の間をなぞるようにする。
「ん・・・・くすぐったい?かも」
しばらく何往復かしているが、あまり大した感じは得られていないようだ。