第16章 警戒警報発令!のち・・・雨降って地固まる?
好きな人を悪く言われたくないって・・・、なんて、真っ直ぐで可愛いの!?
「オッケーわかったわ。他には何かある?」
「あとは別に・・・。」
もごもごと言い淀む。
「協力って・・・何してくれるのよ?」
うーん・・・。協力の中身までは実は考えていなかった。ほぼ口からでまかせだからだ。
そうだなあ・・・。あ!そうだ!
「一緒にパーティするってのはどう?」
仲直りパーティーとか言って・・・。これなら武内先生と二階堂愛里沙を誘ってもいいだろう。
パーティーと聞いて、二階堂愛里沙の目の色が変わる。
表情が、豊かすぎて色々ダダ漏れだ、この子・・・。
二階堂愛里沙を知りたい気持ちがあった。そして、なんだか、あまりにもこの子が可愛らしくて、ちょっとした気の迷いというか、なんというか・・・そう!イジってみたくなったのだ。私の中に、いたずら心がムクムクと湧いてくる。
「その代わり、紫藤秋良を私に一日貸してくれない?」
そう言ってみた。この私の提案に、二階堂愛里沙の瞳孔が一回り大きくなったように見える。
「なあに?二階堂さんて、紫藤くんのこと、好きなの?好きなら無理にとは言わないけど・・・。」
わざとしおらしく言って更に揺さぶる。どう反応するかと思いきや、二階堂愛里沙は若干顔を赤らめるが、ぷいとそっぽを向いて、「別に・・・好きとか、そう言うんじゃないし!」等と言う。
案の定だ・・・。
この子、紫藤秋良をめちゃくちゃ好きな自覚が・・・ない。
もっと、からかってみたくなる。