• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

①呪術廻戦〜脹相〜

第72章 大変だった


「それで?」

任務から戻った五条が、廊下で脹相を呼び止めた。

「昨日はどうだった?」

「……」

脹相は少し黙った。
周囲に〇〇がいないことを確認してから、低い声で答える。

「……大丈夫ではなかった」

「お」

五条が笑う。

「やっぱり?」

「ああ」

「僕があれだけ念を押したのに?」

「……酒は飲んでいない」

「そこはちゃんと守ったんだ」

「ああ」

「じゃあ、何が大丈夫じゃなかったの?」

脹相は腕を組む。

「……お前が言っていた通りだった」

「何が?」

「酔うと、かなり甘える」

「あー……」

五条が納得したように頷く。

「そうだったでしょ?」

「ああ」

「脹相から離れなくなった?」

「……離れなかった」

「帰るのも?」

「一苦労だった」

「おんぶした?」

「……した」

「ははっ」

五条が笑う。

「お疲れ様」

「笑うな」

「ごめんごめん。でも、見張っててって言った意味、分かったでしょ?」

「ああ」

脹相はため息をついた。

「だが……」

「ん?」

「それだけではない」

五条の表情が少し変わる。

「何か言われた?」

「……」

脹相はしばらく黙り、そして観念したように口を開く。
/ 331ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp