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単なる軍人の日常

第10章 盗み聞き


『ヘルマン、アレをしよう』
『アレをやるの?うまくできるかなぁ。』
『大丈夫、準備はできてる』

オスヴァルトは不思議に思った。アレってなんだ?卑猥なことじゃない事をオスヴァルトは祈った。

しばらくすると、中からクチュッ、ネチャッ、という音が聞こえてきた。なんの音だ?

『ほら、よくつかんで。少し硬くなるまで』
『こんな感じ?』
『ヘルマン、手が器用だね』

オスヴァルトは何か嫌な予感がしたが、自分の思い込みだと信じてじっとしていた。

しばらくするとまた会話が聞こえてきた。

『ルートの俺のより大きい。ルートのやつ食べていい?』
『俺のでよかったら食べていいよ。』

オスヴァルトは本能的にマズイと思ったのか身体が勝手に部屋に突入していた。


そこには、暖炉で何かを焼いている二人がいた。

『二人とも、何をやっている?』
『ルートが前、日本に旅行に行ってて”きりたんぽ”という食べ物を食べて美味しかったって聞いてつくってるの。』

ヘルマンはルートと楽しそうに きりたんぽ という食べ物を作っていた。

それをみたオスヴァルトは拍子抜けした。でも、安心した面もあった。
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