第9章 泥酔
『うー、飲みすぎた』
ヘルマンはフラフラになりながら自分の部屋に向かった。今日の夜にビール祭がありヘルマンも参加したのだが、すっかり酔ってしまった。
(着替えるの面倒だし軍服のまま寝るか)
ヘルマンは着替えるのが面倒臭くなり、軍服のままベッドに入った。
ガチャ
不意に部屋のドアが開いた。開いたドアの先にはオスヴァルトがいた。ヘルマンより酔っているせいか自分の部屋だと勘違いしているようだ。
『あぁ、眠い』
オスヴァルトは一言いいながらベッドに入ってヘルマンの上に乗った。ヘルマンとオスヴァルトの大胸筋が重なり、辺りにビールの匂いが立ち込める
『オスヴァルト、起きろ。ここは俺の部屋だ。』
ヘルマンは耳元でオスヴァルトにささやいた。
『え?新しい料理か?それじゃ、頂くとするか』
オスヴァルトは酔ってるせいかヘルマンの言葉がよく聞こえないようだ。
しかも、ヘルマンにキスをした。
『ん、やめっ・・んぐぅ』
オスヴァルトはキスしながら左手をヘルマンの股間へ伸ばす。
ヘルマンは、オスヴァルトが意識がはっきりしているか確かめるために眼を細く開けた。