第8章 練乳 (下品注意
ヘルマンはみんなの様子を伺おうと二等兵たちの顔をみたが、その行為は逆効果だった。
二等兵たちからみると、ヘルマンが上目遣いをしているようにしか見えなかった。
そのせいで一層二等兵たちやルドルフを興奮させた。
二等兵たちはテーブルから離れてジリジリと寄ってくる。
ヘルマン『お前たち!性欲など捨てたのではないのか?』
ヘルマンはSS隊員ながら、少し怯えて言った。
返答はすぐに帰ってきた。
『そんなの、無理に決まってます。』
ヘルマンは必死に考えた。この状況から脱するにはどうするか?
そして、考えついた。
ヘルマン『こんなことをしたら、祖国の国民が悲しむぞ』
ヘルマンは思いついた。二等兵たちは愛国心が強いことを。
案の定、二等兵たちは我に帰りヘルマンを立たせ軍服を洗濯してくれた。
ルドルフやオスヴァルトはなぜか悔しそうだった。