第6章 お散歩
ヘルマン『じゃあ、君が大人になったら考えようかな?』
少女『うん、待っててね お兄さん』
少女は笑顔で走って街の方向へ行った。
少女がいなくなるとオスヴァルトが怖い顔をしてヘルマンに言った。
オスヴァルト『今のは本気か?』
ヘルマン『さぁ?どうでしょうか?』
ヘルマンは面白そうに言った。
オスヴァルトが嫉妬気味になっているのがたまらなく面白いからだ。
ルドルフ『ヘルマンは俺の嫁だからな』
オスヴァルト『なにを言うルドルフ!ヘルマンは私のものだ。』
ヘルマンはその光景をみていて、なぜか何と無く心が温まる気がした。
それと自分はまともでいようとする感情も生まれた。