第5章 【第4章】選ばなかった未来_景色
……そう。私もそこに居たから今の自分が居る事もわかってる。
けれど、
あのまま、監督の事を黙ってチームに居続ける選択は
あの当時の弱い私には出来なかった。
――カキン
光舟くんのバットが音を鳴らす。
ライト前に流した球は、バックホーム間に合わずに一年生チームが初得点を上げた。
その後、結城くんと由井くんも一年生チームに合流するも
上級生チームの勢いは止まらずに試合は15対3で上級生チームが勝った。
でも、一年生達の表情は暗くなかった。
自分達の成長する景色が見えた――
そんな空気が漂っていた。