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禁断の恋をしてしまいました

第8章 すれ違う2人


順番にメイク室に呼ばれ楽屋には、太智君と私だけになった。


「か、花蓮ちゃんって凄く良い子だよね?」


心にもない事を言った。


太智君「うん・・・」


「よく太智君に会いに来るし・・・」


太智君「・・・そうやね」


「・・彼女、太智君の事、本当に好きみたいね?」


太智君「・・・あぁ」


「・・何か、いつもの元気が、ないけど大丈夫?」


太智君「うん・・・収録はちゃんとするから。」


収録の心配してるんじゃないんだけど・・・


太智君が元気ないから心配してるんだけど伝わってない・・・


太智君「 ちゃんこそ、最近、勇ちゃんとめっちゃ仲良いね?」


「えっ?」


太智君「勇ちゃんと話してるの見てても ちゃん、めっちゃ楽しそうだし、・・・お似合い」


「お似合いって・・・私は、別に・・」


太智君「今日だって勇ちゃんとディナーに行くんやろ?良かったやん。デート楽しんで来なよ。」


「太智君・・・(涙目)」


言葉が出て来ない。


太智君に誤解されてる事を知り愕然とした。


でも誤解を解いたところで何も変わらない。


再び楽屋に沈黙が流れた。


やっとスタッフさんが太智君を呼びに来てくれたから助かった。


私が好きなのは太智君なのに、どうして伝わらないの?


確かに昨日から私は勇斗君、勇斗君になってたかも知れない。


でも、それは私が太智君の事で落ち込んでたから慰めてくれてて私は勇斗君にめちゃくちゃ感謝してるから・・・ただ、それだけなのに、やっぱりそう見えちゃうんだね。


だから誤解されてるとしても無理はない。


勇斗君には、精神的に支えてもらったし、感謝も沢山してる。


だから今日だってディナーに行くの。


支えてもらったお礼として。


でも、太智君にそんな説明をしたところで仕方がない。


太智君も花蓮ちゃんが好きみたいだし、私の入る隙間がない。


もう諦めるしかない。


諦めよう。


そうだよ、私は、マネージャー。


考えてみれば、マネージャーが担当アイドルにマジ恋なんてしてはイケないんだ。


太智君が言ってた通り収録中の太智君は、いつもと変わらない様子で面白ろかった。
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