第1章 出会い
賑やかな雰囲気の中で心地よい声が聴こえた。それが君を見つけた理由。
ドラマがオールアップして打ち上げに参加したとき。しっかり人見知り発動していた俺。もちろん端っこで固まる。でもここから見てると本当に尊敬できる方達とお芝居をできたことに感慨深さを感じていたその時。
「遅くなってすみません!」
賑やかな雰囲気の中でも、はっきりと聴こえた声の主であろう人が出入り口にいた。
共演者さん達やスタッフさん達に歓迎されてるけど、俺はたぶん会ったことない。
「すみません。今来た方ってどなたですか?」
「さん?松村さん会ったことなかったんだ」
「そうですね」
「〇〇さん専属のメイクさん。今回のドラマは〇〇さんとのシーン少なかったから会えてなかったのかな?」
「はい、そうかもしれません」
隣に座ってるスタッフさんにこっそり聞いて初めて知った。