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【呪術廻戦】甘味昏々

第3章 苦い行為


目が覚めるとはもう美少年になっていた。

「おはよ。アタシ、一回部屋に戻って着替えてくるから。甘井さ、先に食堂行ってアタシの分も席取っといて」

講習受講生には希望があれば高専の寮を貸し出してる。
もそうなのか。
しかし、寝起き一発目の不遜な態度に、昨日の可愛さはどこ行った?と辺りを見渡したくなる。
そんな俺には俺のスマホを放ってきた。

「アタシの連絡先、入れといたから。食堂に着いたら連絡して」

「え、どうやって…?」

ロックかけてるのにって思ったら、は俺の手を取ってスマホに押し当てる。
呆気なくロック解除。
指紋認証ってちょっと問題ありだなって実感した。

「ちょっと待て、中、見た?」

「童貞の性癖になんか興味ねーゎ」

「見てんのかよー!」

俺は脱力してしゃがみ込む。
もう昨日いろいろヤラれてるからそんなのって思うかもしれないが、それとこれとは話が違う。

「コレクションに昨日のも入れといたから」

その言葉にバッとスマホのストレージを開く。
昨日の犯罪紛いの動画がバッチリ収まっている。

「俺、こういう趣味ないんだけど」

「新境地開拓おめでとう」

もう朝から話が合わない。
昨日は一緒にいるって約束したけど、今日からの日々に不安が過ぎる。
そんな俺を余所に部屋を出ていこうとするが「あ!」と何かを思い出したように俺のところに駆けてくる。
その姿はちょっと可愛い。
が、未だにしゃがみ込んでる俺の顔を両手で鷲掴みと唇を合わせて舌を差し入れてきた。
朝から口の中で舌を大暴れさせて、忘れかけてた昨日の快感まで呼び起こす。
俺の舌もちゃっかりそれを受け入れて、しばらく湿った音を立てていた。

口を離すとの表情は微妙。

「甘いの足んない。もっと糖分摂りなよ」

誰のせいだよとガックリしながら部屋を出ていくを見送る。
取り残された俺はというと、しばらく部屋からは出られそうにはなかった。
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