第4章 ※通り過ぎる黒猫
「ひゃあああッ!?いや、そこ、いま、らめぇえっ!!感じちゃう、あ、あんッ!!」
さらに、ナカに入り込んだ舌は、痙攣して締め付ける肉壁を嘲笑うかのように、さらに深くジュブジュブと音を立てて蠢きを激しくしていく。
果てたばかりの秘部を再び高速で舐め抉られ、休む間もなく次の快感の波が、より暴力的な強さでの肉体を襲う。
「ひ、あ、うあ、また、すぐ、イク、いっちゃう!!」
抗う術など何一つないまま、は何度も、何度も強制的にイキ狂わされていく。
廊下に響き渡るのは、終わりのない蹂躙に艶狂った自身の高い喘ぎ声と、肉体を貪り尽くす悍ましい水音だけだった。
意識が快楽の底へ完全に溶かされていく中、彼女はただ涙を流し、何度も腰を跳ね上げさせながら、怪異の舌にされるがまま絶頂の渦に溺れ続けた。
「――っ、はぁあッ!!」
大きく身体を跳ね上げ、は冷や汗に塗れながら意識を取り戻した。
慌てて辺りを見回すが、そこは無数の舌で全身を舐め回されていた床の上ではなく、やはり見慣れた自室――801号室のドアの前だった。
「また……ここなの……?」
愕然としながら恐る恐る自分の身体を確かめる。
あれだけ無残に引き裂かれ、ボロボロになっていたはずのスーツは、シワ一つなく綺麗な状態で元通りになっていた。
全身をじっとりと汚していた猫たちの唾液も、ナカを執拗に抉られて溢れ出ていた愛液も、何事もなかったかのように綺麗さっぱり消え去っている。
しかし、あのザラザラとした舌で乳首を擦り上げられ、秘部を奥深くまで舐め抉られて何度も、何度も強制的にイキ狂わされたあの生々しい感触だけは、今も肉体の芯に熱く、ズキズキと焼き付いていた。