第8章 肌寒い秋は
どのくらいか話していると、みんないなくなってしまった。
憂太だけが、私を抱いたままジッとしている。
「憂太は、戻らないの?」
「千景がどうするか、まだ聞いてない」
"憂太の部屋に行くか、私の部屋に行くか"の話だろうか……。
だからこんな……"逃がさない"とでも言うように、囲っているのだろうか。
どっちの部屋に行っても、一緒にいることは変わらない。
本当に私の答えが必要?
クスクスと笑っていると首を掴まれ、上を向く。
そのまま憂太の顔が下りてきて、舌が唇に触れる。
軽く口を開けると、すぐに舌は絡んだ。
静かな共用スペースに水音が響き、ゆったりとした空気を官能的に染め上げていく。
舌が絡まる度、上顎を擽る度、鼻から声を漏らしていた。
肩を抱いていた手は膨らみを滑り落ち、優しく包み込む。
探るように指で中心を撫で、見つけるときゅっと摘んだ。
ブラの上からわかるほど、勃っている。
憂太は鼻で笑い、唾液を残して唇を離した。
「ここでえっちなこと、していいの?」
「ッはぁ……ダメ……もうしてるけど、ダメ……」
「ふふ」と笑いながら私の腕を自身の首に回し、グッと抱き上げる。
どんどん力をつけていく憂太に驚く暇もなく、横抱きにされる恥ずかしさで頭がパンクしそうだった。