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約束の行方【御幸一也】長編

第4章 約束のその先で


夢主side

御幸と再び約束をした日、
片岡監督や高島先生などにも過去の経験を話して
マネージャーとして再び野球をする決意をした。

入部初日、朝練後に片岡監督が部員全員を呼んだ。

「知ってるやつもいると思うが、改めて紹介する。
新しいマネージャーだ」
「前原ユキです。小3の頃までリトルリーグでキャッチャーやってたので多少野球の知識はありますが、マネージャー業は初めてなので至らぬ点もあると思いますが何卒よろしくお願いします」

軽く頭を下げると
「おーよろしくー!」
「新マネ来たー!」
など部員たちの声が上がる

しかし御幸だけは、私と一瞬目を合わせてすぐ逸らした。

朝練後、教室に向かう途中で唯ちゃんに聞かれる

「御幸くんと知り合いだったってほんと!?」
「うん。リトルリーグのチームが同じでね」
「きゃー!運命の再会じゃんー!」
「ち、違うよ!!本当にたまたまだよ!!」
「そんなこと言ってー!嬉しいくせにー」
「嬉しいっちゃ嬉しいけど、そういうのじゃないからね?」
「はいはい、わかってますよー全部」
「ちょっと待って!絶対分かってないって!!」

ニヤニヤしながら話す唯ちゃんに、私は少し恥ずかしくなってしまった。

……ほんとに、違うのに

さっき一瞬だけ目が合った御幸のことが、頭を過ぎる。

今はただ、何も考えずに野球と関わっていたい。
それだけで、十分だった――。
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