【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第16章 海×陸
■育成課題
・基礎体力向上
・体術訓練(最低限の自己防衛)
・情報処理の高速化
・視界共有の安定化
・同時接続の検証
■補足考察
・“攻撃型術式”ではなく“認識干渉型術式”
・冥冥のような遠隔支援適性あり
・ただし冥冥ほどの自律性・判断力は未成熟
「能力自体は、すでに成功事例として冥さんがいるけど」
私は資料から目を上げることなく呟いた。
窓の外では夕日がさらに赤く沈みかけている。
「でも……」
ふと視線を天井へ向ける。
小さく息を吐いた。
「やっぱり戦闘適性がかなりハードルになるかなー……と」
眉をひそめる。
現実的な課題。
鈴の術式は強い。
けれど、それを“戦場で使える形”に落とし込むには、いくつか壁がある。
「確かにね」
その点は五条も納得だった。
沈黙のあと、五条は書類を一枚抜き取る。
そして机の上に、ぽん、と軽く置いた。
「教育の初期段階は、ちゃんにまかせるよ」
「頑張ります……」
そう答えながらも。
(うーん……どうしたもんか)
頭の中ではすでに訓練プランがぐるぐると回っていた。
その時だった。
「ねぇねぇ」
軽い声。
五条がガサゴソと紙袋を漁っている。
「出張のお土産〜☆」
「……またですか」
「今回のは当たりだよ」
取り出されたのは、小さな箱。
「醤油プリン☆」
「……?」
「大分の湯布院で人気らしい」
得意げに言う。
「結構いけたよこれ」
そう言いながら、器用に蓋を開ける五条。
ふわりと甘じょっぱい香りが広がった。
「はい、あーん」
スプーンをこちらへ向ける。
「いえ、自分で食べます……」
私は反射的に手を伸ばした。
だが。
スッ。
スプーンが引かれる。
「えぇ、」
「いいから、早くあーんしな?
あげないよ?」
私は一瞬だけ固まる。
「……じゃあ、いただきます」
観念して口を開いた。
「はい、あーん」
ぽすっ。
口の中に広がるのは、甘さと醤油の不思議なコク。
「おいしい…」
目をぱちぱちと瞬く。
疲れた脳に染みわたる甘味。
「コッチもあるよ☆」
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