• テキストサイズ

不変の隣【保科宗四郎】

第5章 解れる境界線


「ごめんな。脅すような形なってもうて……やけど、ほんまのことやから。紫音がほんまに僕としたい思たら、出来るだけ痛くせんようにする」

少し傷付いたような、寂しそうな表情をする宗四郎様。
私が怖いと思って距離を取ったの、嫌だった?

「そ、それ以外……なら、痛くないですか?」

「まあ、あんま痛くない思う」

お腹に軽く指を当て、「どうしたらいいですか?」と聞いてみる。
だが宗四郎様は首を振った。

「飯食お」

結局、それ以上は何もせず、リビングに向かった。
男の人は、あのままでも、大丈夫なものなのだろうか……。

慌てて追いかけて、手を握った。
少し驚いたようだが、優しく握り返してくれる。

「ソレ……大丈夫なんですか?」

繋いでいる手を引き寄せられて、手の甲に彼の熱が触れた。

「できる?」

頷くとソファに連れられ、宗四郎様は座り、私は膝の間で床に座らせられた。

/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp