第27章 SNS
6月22日といえば、来週であった。Dはなんだか嫌な予感がしたので、Cの家を訪ねてみた。
Cの親が出迎えてくれたが、DがCに会いたいと言っても首を振るばかりだった。
「ごめんなさい。Cは部屋に閉じこもって全く出てこないの・・・」
Dは言葉がなかった。あの明るかったCが、一体どうしたのだろう。
その後、DはSNSで何度かCに呼びかけてみたが、全く返答はなかった。
☆☆☆
B「それで最後はどうなったの?」
A「わかんない」
B「わかんないって?」
A「消えちゃったんだって」
B「え?」
A「だから、6月22日に、Cって人は家からもどこからも消えちゃったって。多分、サトルくんに連れてかれちゃったんじゃないかってこと」
B「こわ・・・」
A「今でも、行方不明らしいよ。それで、たった一回だけ、DのタイムラインにCからのメッセージが流れたんだって。」
B「え?なんて?」
A「サトルくんに会えた、って」
ここで、私はそのカフェを出なくてはいけなくなってしまい、名残惜しいと思いながら店を後にした。ちらりと見た感じでは、話をしていたのは、制服を着ている女子高生二人組だった。