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かるら怪談

第26章 Sトンネル


【Sトンネル】

あの日は、Tの方から連絡が来たんだ。

Tと俺は仲がよく、しょっちゅうつるんででかけたり、Tが運転する車でドライブしたりしていた。LINEももちろんつながっており、互いによく連絡を取り合っていた。

そう、あの日は夜8時も過ぎた頃に、Tの方からラインで連絡が来たんだった。

ーーーーーーーーーーー
T「今から肝試し行かね?」
  K(俺)「は?」
T「Sトンネルさ、最恐らしいよ。まじでw」
  K「もう、9時だべさ」
T「夜行かねえでどうするんだ!」
  K「俺、今、ゲーム中だっつーの」
T「なんだよ、行かねえのかよ」
  K「行くか!」
T「まあ、いいや。俺だけで行ってくっから」
  K「一人でか?!」
T「ああ、中継してやるよ、ラインで」

(1時間ほど連絡なし)

T「ついた。Sトンネル」
  K「まじで行ったのかw」
T「俺は二言のない男だ」
  K「普通そういうのってグループで行かね?」
T「冷たい親友に断られたんで・・・」
  K「そーでしたw」

(5分ほどたって)

T「車から出て、5分くらいあるかねえとトンネルつかね」
T「意外と寒いな、今日」
  K「やめとけって」
T「ここまで来たしな。ちょっと中覗いてくるだけ」

(また5分ほどして)

  K「おーい大丈夫か?」
T「無問題」(スタンプ)
  K「さよか」(スタンプ)
T「お、第一落書き発見!」
(フラッシュに照らされたヤンキーが描いたような落書きの写真が送られてくる)
  K「トンネル中?」
T「そう、歩いて5分くらい。意外と長いなこのトンネル」
  K「はよ戻ってこ〜い♪」

(数分後)

T「ビビった。まじで」
  K「どした?どした?」
T「ミッキーマウス」(スタンプ)
T「ネズミだわ。ビビる」
  K「こっちもビビったわw」
T「このトンネル長すぎね?」
T「そろそろ飽きたし戻るわ」
  K「おーそうしろ、そうしろ」
  K「それがいい」(スタンプ)

(10分ほど連絡なし)

  K「もう、出た?」
T「いや、まだ。なんかおかしい・・・」
  K「何が?」(スタンプ)
T「落書きんところすぎたらすぐ出口だったと思うけど、まだつかない」
  K「意味不明」(スタンプ)

(さらに5分ほど経過)
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