第33章 部屋の中の溺死体
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「結局、原因は寄生虫だったんだ」
死因が特定されるまで、それから数週間かかったそうだ。日本住血吸虫という寄生虫の亜種で、これまで発見されていなかったものらしい。この寄生虫がいる水域で水に浸かると、皮膚から原虫が侵入し、数ヶ月かけて体内で増殖、悪寒や下痢などの症状の他に、腎機能や肝臓機能を冒し、体中がむくむそうだ。
そして、最後には意識障害をおこし、助けも呼べないままブヨブヨの体で死を迎える・・・。
「ひとまず、これで、事件自体は解決した。4人は、揃って心霊スポットである神社にでかけ、そこで、何らかの理由で住血吸虫に感染した。ほぼ同じ体型、同じ年齢であったことから、ほぼ同じタイミングで死亡したーというわけだ。一応、そう報告書には書いたよ・・・」
でもさ、とAさんは続けた。
「おかしくないか?2月だぞ?そんなときに、なんで4人揃って、水の中に入ったんだ?」