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かるら怪談
第30章 よもつへぐい
☆☆☆
俺は最後に見たあの光景を思い出していた。不思議な和室。目の黒い女。血のような赤い汁を滴らせてザクロを貪るAの姿。
あれは夢。そう思いたかった。
でも、本当は、Bの体を喰っていた、Aの姿だったのかもしれない。
俺は、3年経った今でもアレの夢を見る。
目の黒い女が見せた、あの笑みを。
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