【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第6章 ✼••┈••✼短命の花✼••┈••✼
✼••┈┈┈┈••✼3年後✼••┈┈┈┈••✼
齢18になった頃に、その短命の少女は遅い初潮を迎えた。
人間なのに丹によって生かされている彼女の体は、やっと子供を産む準備を始めたのだ。
「…………。」
「…………。」
孤蘭は初めての初潮に体調を崩し、自身の寝台に横たわっていた。
その側で蓮(リエン)が難しい顔をしながら、腕を組んで無言で孤蘭を見下ろしていた。
「……なにしてるの?蓮…。」
「…孤蘭の体調が良くなるのを待っている。」
「…………。」
ずっとそこで?
孤蘭は戸惑いながら蓮を見ているが、蓮は一歩も孤蘭の側から離れそうもない。
すると孤蘭の房に足音が近付いてくる。
「孤蘭、大丈夫?」
大きな声で入って来たのは桃花(タオファ)と菊花(ジュファ)だ。
振り返った蓮の眉間に皺が寄っていたが、二人は構わず孤蘭の寝台にたどり着いた。