第31章 2026年4月29日 TOAST(トースト)で乾杯を
美咲さんが…港斗のピアノに合わせて
フルートで演奏を…してくれて。
美咲さんはコンクールに出場するほどの
フルートの腕前…だったので…。
結婚式の余興で…こんな…
ハイレベルな演奏が聴けるとはと
院長先生もご機嫌にお酒を飲んでいて。
披露宴は終始和やかな雰囲気で
進んで行っていて。
港斗は良い職場でお仕事を
毎日させて貰ってるんだなぁ~と。
長年勤めて来た会社を先日辞めた
私には…感慨深いものがあったんだけど。
今は…元々勤めていた病院と
飯島先生のクリニックを
行き来してお仕事してるみたいだけど…。
来年……子供が1歳になって…
こども園に入園するタイミングで
淡路島の洲本にある
マンションにお引越しをする予定だから。
旦那さんも…大学を卒業してから
お仕事をして来た会社を
退職する事になってるんだけど…。
旦那さんは…寂しくないのかな?
とか…そんな事を考えながら
旦那さんの横顔を眺めていた。
高砂に座っている……
葵ちゃん達とも…橋を渡れば
すぐに会える距離だとは言え…。
今までみたいに気軽には…
もうすぐ子供も生まれるし
あっちだって…子供が
出来たりしたら余計に
会えなくなるよなぁって…。
それでも…王子動物園の
夜桜の通り抜けと…、
春のマリンピアでのBBQと…、
夏の…お庭でのナイトプールパーティーを
これからも…続けて行けたら…
いいなぁ~~…なぁんて。
…そんな事を…私は
披露宴の…会場の喧騒をBGMにして
聞き流すようにして聞きながら
そんな事を…考えていた。
披露宴の時間も…あっという間に終わって。
この後に2次会が…下の受付の時に
ウエルカムパーティーをしていた
お庭とカフェのエリアであるみたいで。
自分の好きなタイミングで…
自由に抜けて帰っていいって
言うことだったので。
ちょっとだけ…お邪魔…させて貰う事にして。
16時位に…帰らせて貰う事にして
新郎新婦である葵ちゃんと
小林くんに挨拶をして
神戸北野にあるTOASTを後にした。