第31章 2026年4月29日 TOAST(トースト)で乾杯を
どこかで見たことある顔だけど…
どこで見たんだっけ??と思って
ちらちらとその2人を見ていると
こっちが見ている事に気づいたのか
その2人がこちらに向かって近づいて来る。
『あれから…ぶり…ぐらいですかね?
憶えておられますかね?僕は
旧レイン邸宅での結婚式の時に
カメラマンを居ていた
茂木と言う者なのですが…』
「ああっ!そうだ…思い出したっ!
あの結婚式の時に写真を撮って貰った
カメラマンさん……っと…
今日も…カメラマン………で?」
その手には一眼レフの立派な
カメラはあるが…あの時のような
カメラマンの腕章とかも付けてないし
スタッフと言うよりはゲストと言う
雰囲気が2人からはしていて…。
『小林さんから僕達も今日の
結婚式に招待して貰ったんで。
前嶋さん夫妻も来られてましたよ』
と茂木さんに言われて
あれ?って思ったんだけど…。
茂木さんはカメラマンさんなのに
私達が前嶋さんと交流があるって
言うのを…どうして知ってるんだろ?
『我々は…前嶋さんとも交流があるので
前嶋さんの結婚式にもお呼ばれして
行かせて貰ったんです。ね?仁さん』
知っている名前が出て来て
前嶋さんの結婚式にも2人は
参列してたみたいなので。
小林くんと前嶋さんとは個別に
交流がある……共通の知り合いみたい…。
『おお!どこかで…見た顔が
居ると思ったら…茂木君と
その助手さんじゃないか…ね?
件の…時には…君達には世話になって』
と…、茂木さん達に声を掛けて来たのは
院長先生……だったんだけど…。
院長先生とも…知った顔…と言うか…
茂木さんが…院長先生を助ける様な事を
したみたいな…感じの話をしていて。
何がどうなってる…のかと…
訳が分からない…私達は…
お互いに顔を見合わせるしかなくて。
『おい!仁。お前も小林達の
結婚式呼ばれて来てたんだな』
と…声を掛けて来たのは人の
姿をした福の神…事…飯島先生で。
『ああ、飯島も来てたのか…。
この前の…樹さん主催の
パーティーで会ったきり…だったな』
飯島先生と茂木さんは知り合いみたいで
樹さんって人が主催するパーティーで
顔を合わせてた感じ……みたい。