第30章 未来?*nino*side
「ふぅ~…」
長湯しすぎたな…熱い…
冷蔵庫からビールをとって
リビングを見渡してみる。
莉子 さんが見あたらない。
寝たのかな?
そう思って寝室に行くと
愛しい彼女はいた。
「莉子 さん?」
『あ…あ!しーっ!』
そう言ってるあなたの方が
声大きいと思いますけど…
ま、そうさせる正体は
コイツ…じゃないか。
寝るとやっぱり子供じゃん。
「寝たんだ…」
『うん。なんか…ネジ切れたみたい』
なんか、いつも俺と莉子 が
寝てるベッドに子供が寝てるって不思議
未来はこうなってるのかな?
「そういえば…翔くんの詳細って?」
そう言いながら莉子 を
後ろから抱きしめる。
そんなに翔くんばっかり見てると
本当に妬いちゃいますよ?