第24章 お幸せに…*リーダー*side
『大野さん…大野さーん?』
「んぅ……ん?
あ…莉子 ちゃん…」
目が覚めるとそこには
莉子 ちゃんがいた。
寝てたんだ、俺
「あれ、みんなは?」
『あ、隣の部屋で何か
この前のコンサートの
DVD観てるんですよ…ふふふ』
そうやって、おもしろそうに
笑う莉子 ちゃん
本当に幸せそうだね。
「莉子 ちゃん…
傷…治ってきたね」
そう言って 莉子 ちゃんの
おでこの傷を触ってみる。
こういうの触りたくなっちゃう。
でも、みるみる顔が赤くなる
莉子 ちゃん。
「あ、そっか…悪いクセ。
ごめんね?」
『いいんですよ。
大野さんのファンだけど
あたしの現実の相手は二宮和也ですから!』
そう誇り高く言う 莉子 ちゃんに
俺は思った。
ニノ…上手く半分こできたね。
「ちょっと…大野さん?
俺の彼女に手ださないでよ。」
そう言って噂のニノが登場
「じゃあ彼女さんに
ノロケ言わないように気をつけさせて?」
「え?莉子 がノロケ?!
なんて…なんて言ったんですか~?」
ニノ…莉子 ちゃん?
お幸せに…