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コンビニの恋人
第22章 失うということ*nino*side
いつのまにか自分の家に戻ってきていた。
初めてあんな気持ちになった。
恐くて…恐ろしくて…
涙が止まらなくて…
莉子 を失うという
恐さ…心臓の音が速くなる。
『和也』
そのとき聞こえた愛しの人の声
幻だと思った。
きっとこれは幻だって…
でも抱きしめると
ちゃんと莉子 はいた。
でも…それにも恐ろしくなった。
愛しいものができれば、
失ったときの悲しさがある。
朝までこんなこと思わなかった。
俺は弱い人間だったんだ。
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