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夜の秘め事【裏夢の短編集】【R18】

第5章 続・可愛い彼女はメイドさん☆ 【ヒロアカ 爆豪勝己編】


「ねぇ、お願い!今日だけ、今日のイベントだけ助けて!」

休日の朝、呼び出されたカフェで友人のメイド仲間がの両手をがっしりと握り、必死の形相で詰め寄っていた。


「イベントの予約がパンクしちゃって、がいないとお店が回らないの!エースだった君がいないと、楽しみにしてる旦那様たちが暴動起こしちゃうよぉ……!」

「でも、勝己くんが……。あの日、あんなに怒られて、もう二度とやるなって言われてるし……」


が困り果てて視線を逸らすと、友人はさらに腰を低くして泣きついた。


「お願い!今日の、一回だけ!この通り!」

拝み倒す友人の勢いに、は溜息をついた。
今日一日、数時間だけなら。

「……今日、一回だけだよ? 本当にバレたら、私、殺されちゃうんだから……」
「やったぁ! ありがとう! さっそくお店に向かおう!」

その決断が、最悪の事態を招くとは知らずに、は友人に引かれるまま、再びあの場所へと足を向けてしまった。


「ちょっ、ちゃん! こっちのテーブルもチェキお願い!」
「はいはーい! 今行きますっ」

イベント当日のメイドカフェは、熱気で溢れかえっていた。
フリルのスカートを揺らし、慣れた手つきでお絵描きオムライスを仕上げていく。

「……本当、今日だけだからね? 友達の頼みじゃなきゃ、絶対断ってたんだから」
「ごめんってば! でも、やっぱりがいないとこのイベント締まらないんだもん」

厨房の脇で、友人のメイド仲間と小声で言葉を交わす。
彼女がこの店のエースだったのは、過去の話だったが、今もなお、彼女が微笑むだけで客席からは感嘆の声が漏れ、チェキの列は途切れることがなかった。
だが、の胸中は不安でいっぱいだった。
もし、あの独占欲の塊のような男——爆豪勝己にバレたら。
「一日だけ」という甘い言葉で自分を納得させていたが、背筋を走る嫌な予感は的中することになる。


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