第2章 しゃけ大根に溶ける貴方の心 【鬼滅の刃 冨岡義勇】
「……そうか。ならば、……お前の中に、俺を刻ませてくれ」
義勇はそう呟くと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
一寸、また一寸と、内側の最も深い場所を確かめるような、重く、丁寧な動き。
「あ……っ、はぁ……っ、ん、んぅ……っ」
は必死に声を押し殺そうと、唇を噛む。
だが、彼が動くたびに、内側の粘膜が擦れ、脳を痺れさせるような甘い刺激が全身を駆け抜ける。
「……声を、我慢するな。……お前の声を、俺に聞かせてくれ」
「……だめ、です……っ、そんな……はしたない、こと……っ」
「いいんだ。ここは、お前と俺しかいない」
義勇はさらに深く、逃げ場のないほど奥まで突き入れ、の身体を揺らした。
重厚な着物が畳と擦れる音、そして重なり合う二人の密やかな水音が、静かな座敷に響き渡る。
「……あ、っ! 冨岡、様……っ、そこ……っ、あぁ、ん……っ」
耐えようとしても、喉の奥から零れ落ちる吐息。
義勇は、その声を一つも聞き逃すまいと、彼女の耳元に顔を寄せ、熱い息を吹きかける。
義勇の動きは、次第に熱を帯び、力強さを増していく。
ただの床入りではない。
それは、自分の存在を彼女の心と身体に永遠に焼き付けようとする、執念に近い愛撫だった。
「……、俺を見ろ。……今、お前の中にいるのは誰だ」
「……ふ、ぁ……っ。……とみ、…お、か…さま……っ。……冨岡、さま……っ」
「そうだ。……俺だけだ。……お前を、誰にも、……絶対に渡さない」
そう言い放つと、義勇は彼女の唇を再び強く奪い、翻弄するように腰を突き上げた。
の理性は、今や濁流に呑まれる木の葉のように、その圧倒的な快楽の波に攫われようとしていた。
「ん、んんぅ……っ! ……あ、ぁあ……っ、……もう、……っ」
涙に濡れた瞳で彼を見つめながら、はただ、自分を壊さんばかりに求めてくるこの愛を、全身で受け止めることしかできなかった。