第11章 純白の境界線 【ヒロアカ 爆豪vs轟vs相澤】
賑やかな喧騒が遠い夢だったかのように、新居のリビングは静まり返っていた。
式場から着替えて帰宅したは、ホッと息をつきながらソファで今日撮ったばかりの写真を眺めていた。
デジタルカメラの小さな液晶に映し出される、最高の笑顔の仲間たち。
そして、隣で真っ白なタキシードを纏い、見たこともないほど優しい顔で自分を見つめている相澤。
「……ちょうど、あの日から一年だね」
の独り言に、背後から熱い体温が近づいてきた。
大きな掌が彼女の肩に置かれ、そのまま吸い込まれるように後ろから抱きしめられる。
「何を見てる」
「消太くん……。今日撮った写真。みんな、本当にいい顔してる。……ちょうど一年前の今日、あの日もホワイトデーだったよね。私、泣きながら消太くんの部屋に行って、プロポーズされて……。最高の一日だったな」
が幸せそうに目を細めると、相澤は彼女の首筋に顔を埋め、深くその匂いを吸い込んだ。
「……ああ。ガキ共に泣かされて俺のところに飛び込んできたあの日から、もう一年か。今日の式は、真っ白な衣装の二人。……一年前も今も、まさにホワイトデーそのものだな」
「……ふふ、本当だね。真っ白で、幸せ」
が相澤の腕に手を重ねると、彼の抱きしめる力が一段と強くなった。
耳元で、低く、熱を含んだ声が響く。
「……一年前と同じように、またお前のナカを俺の種で真っ白に染め上げてやる」
「っ、……も、もう。……消太くん、変なこと言わないでよ……」
真っ赤になって俯くを、相澤はそのまま軽々と横抱きに抱え上げた。
「……そろそろ、本気で考えてもいいだろう。お前に似た子供……俺たちの家族を増やすこともな」
「っ……!?……うん、私も……消太くんとの赤ちゃん、欲しい……」
が潤んだ瞳で首に腕を回すと、相澤の瞳に昏い独占欲が灯った。
そのまま寝室へと運ばれ、シーツの上に沈められる。
「……明日は休みだ。覚悟しろよ、」
相澤は彼女の唇を深く奪い、熱い吐息を吐き出しながら耳元で低く宣言した。
「……今日は朝まで、一睡も寝かせないからな」
一年前のあの夜よりも深く、濃厚な愛の時間が始まろうとしていたーー。