第2章 プロローグ
港湾都市横浜を縄張りにする凶悪マフィア。
関東一円に多数存在する非合法組織間での抗争
(通称龍頭抗争)を生き残った屈強な闇組織で、
数十を超える傘下の団体を抱え、
保護した企業や商店からの上納金、
買い付けた密輸商品での非合法商売、
闇カジノなどを財源に街を闇から取り仕切っている。
海外の異能力組織とも取引をしているらしく、
組合が作中にて登場、確認されている。
政界の一部にも触手を伸ばしており、
軍警も迂闊に手を出せない他、
日本政府の異能力者監視機関の内務省異能特務課も、
自陣から被害を出したくないという体質から、
襤褸が出るまで見て見ぬ振りをしている為、
半ば遣りたい放題になっている。
其の為、
彼らに逆らって生存している者は居ないというが、
そんな彼らが唯一にして最大の宿敵として
恐れているのが武装探偵社であり、
度々に大勢を引き連れて
襲撃しても容易く返り討ちにされている。
組織構成は首領を頂点に、六人の幹部とその派閥、
武闘派『黒蜥蜴』を擁する
首領直属の遊撃隊などがある。
現在の首領は森鷗外。
六大幹部は中原中也、尾崎紅葉、A、
太宰治、風早 千怜の六人。
ただし太宰と風早は
マフィアを抜けたため空席となり、
活動した幹部は三人しかいない状況。
武装探偵社同様幹部や有能構成員の人間の多くは同じく『異能力』を宿す『異能力者』。
特に芥川龍之介は数ある
『異能力者』の中でも最も危険視されている。
非常に凶悪な非合法武装組織ではあるが、
実はこれでも『横浜を愛する現ボス森鴎外』の元、
ポートマフィア先代ボスの頃と比べれば
まだ平和的に運営されている。
森鴎外も
『ボスとは組織の長であると同時に組織の奴隷』
という信条の元、
王道外道問わぬ辣腕でマフィアの利益を
追求しているが、
横浜の街を守るために特務課・探偵社・マフィアの
均衡を崩さぬように注意を払ってもいるので、
稀にではあるがそれら組織と自陣の損害を覚悟で
協力することもある。